熊本市帯山 おひさま歯科クリニック
院長の澤幡です。
今日は1日気持ちのよい天気でしたね〜。
まだまだ暑い日々が続いていきそうですね!
藤崎宮の大祭まで暑さが続くとのことで
その日がくるのが待ち遠しいです。
さて、今日のテーマは
久しぶりに
まじめなテーマになります
「歯周病菌のタイプとは?」です。
歯周病菌のひとつに
P.g菌という菌がいます。
成人の歯周炎の一番の首謀者とされています。
このP.g菌について今日はお伝えします。
P.g菌とは正式名称は
「プロフィロモナス・ジンジバリス」といい、
略して
「P.g菌」といいます。
このP.g菌にはたくさんの線毛という毛でおおわれているのですが
この線毛というのは
菌にとっての
手であったり
目であったり
くっつくための足であったりします。
それだけ重要な体の一部になります。
そこでP.g菌の種類を
この線毛の違いによって分類しています。
直毛型のI型
束毛型のIb型
パンチパーマ型のⅡ型
剛毛型のⅢ型
スキンヘッド型のⅣ型
うぶ毛型のⅤ型
の6種類あります。
一番病原性が高いのはどれだと思いますか?
パンチパーマ型のⅡ型が一番病原性が高いようです!
実際に歯周病発病を高めるリスク因子として
このP.g菌のⅡ型は歯周病のなりやすさが
44.44倍たかまるといわれています。
この比率は他のリスク因子にくらべて格段に高い数字です。
たとえば
重度喫煙者のリスクが4.75倍ですから
その10倍歯周病になりやすいことになります。
ですので
歯周病の治療や予防を考えるときには
この「P.g菌のⅡ型」の感染を防ぐ事
それと数を減らす事が
大切になってきます。