院長の澤幡です。
今日は歯周病とお酒のお話。
お酒を飲むと顔が赤くなる人と
そうでなく
いくら飲んでも顔が赤くもならず
平気でいられてしまう人とが
おられると思います。
おそらく熊本は後者の方が多いかと思います。
私は前者の方で
お酒を飲むと顔が赤くなってしまいます。
たしなむ程度は飲めますが、
強くはありません。(笑)
お酒によって顔が赤くなってしまう方は
歯周病のリスクが4.42倍高いという研究結果があります。
これを知ったときに驚きました。
理由は以下のようです。
お酒はお体の中で分解されると
「アセトアルデヒド」になります。
二日酔いの原因となっている物質です。
この物質は歯周病にもよくないことが分かっています。
アセトアルデヒドは
いずれ二酸化炭素と水に分解されるのですが、
分解する能力には
個人差があって
顔がすぐ赤くなってしまう方は
分解の速度が遅いために
体にアセトアルデヒドが多くのこってしまいます。
それで4.42倍も歯周病になりやすいようですね。
赤くならない人は
分解の速度が早いので
アセトアルデヒドの影響がすくないようです。
ただし、
これにはひとつ気をつけないといけないことがあります。
「お酒の量」についてです。
たくさん飲んでしまえば
どんなひとにも
もちろん顔が赤くならないひとにも
アセトアルデヒドは血中に多くのこってしまいます。
ですので、
たくさんお酒をのんでしまうことで
かえって歯周病のリスクが高まることが起こりえます。
お酒は適度な量が
体にも
歯周病を発症させないためにも
良いようですね。
気をつけたいです。