熊本市中央区帯山
おひさま歯科クリニック
院長の澤幡です
あるとき鏡をみて
歯に黒いものがみえて
「あっ、むし歯かも?」とあわててしまうことって
ありませんか?
黒いむし歯はなんなのか?
疑問におもったことはございませんでしょうか?
むし歯の成り立ちを考えてみるとわかります
むし歯は歯の成分の
リンとカルシウムが
むし歯菌の出す有機酸によってとけだしてしまうことによって
おこります。
最初にとけだすぐらいなら
唾液や食べ物から補給するミネラルによって
回復するのですが
いっとき溶け出すことが続いてしまうと
穴があいてしまう
「ウ窩」とよばれる穴があいてしまいます
この状態のときに
「あっ、穴があいた。むし歯だ!」と気づくことになります。
最初の穴があく前のむし歯はどちらかというと
「白い色」をしています。
とけだしたところが
光の屈折や反射でクリーム色のようにみえるからです。
穴があいてしまうむし歯がある一方で
穴があかずにむし歯の進行が止まる場合があります。
こうしたむし歯のことを「停止性のむし歯」もしくは「非活動性」のむし歯と
呼んでいます。
多くの場合は、なめし革のような茶色から黒色をしています。
このむし歯は削らなくても良いむし歯になります。
お口の環境がととのってくると
こうしたことが起きてくるのですね。
ただ、
見た目が黒いと
前歯などは目立ってしまうので
見た目の改善のために
歯を削る事もあります。
そこはご相談の上でとなります。
黒いむし歯か、白いむし歯かの違いは
厳密には私たちでしたわからないこともありますので
まずは気になったら
歯科医院にお越しになってくださいね。